アイスランドを形容する言葉として「火と氷の国」というものがあります。
世界でも有数の火山国であること、その恩恵としての温泉を各家庭で毎日使えること、そしてヨーロッパ最大の氷河をもつことを考えれば、これほどぴたりとくる言葉もないでしょう。しかしアイスランドは「火と氷」という言葉から受ける荒々しい印象以上にずっと穏やかな国でもあります。
実は穏やで、暖かい国
例えば気候。位置する緯度とその国名「アイスランド」からとても寒い印象が強いのですが、実際は暖流であるメキシコ湾流の影響をうけ、冬でも想像よりずっと穏やかな気候で、ニューヨークより暖かいこともしばしばあります。
他にアイスランドの気候を特徴づけるのは、変わりやすいお天気と強風です。「今の天気が気に入らなければ5分待ちなさい」という言葉があるように、雨が降ったかと思えば晴れ渡り次の瞬間雲がでる、といっためまぐるしい変化するお天気がアイスランドの気候です。また、ころころ変わるお天気のなかには季節を問わず吹きすさぶ強風もあります。雨の場合風が強く四方八方から雨が降る事になり、傘が使い物にならないことが多くあります。ただ、アイスランドの雨は日本の雨と違い、一日中降ることはまれですのでご安心を。